前回学習項目の復習と次の学習項目の導入をひとつのスキットで!

フォニックスカルタなどウォームアップの活動をいくつか行い、続いて基礎英語LEADのスキットで前回学習した"Whereis~?"の復習をした後、同じスキットを使って次の学習項目「道順など案内をする」の導入につなげました。

K市立M中学校中学1年生の授業を見学しました。

 

授業概要

・中学1年生18名のクラス:6人1グループ

・フォニックスカルタなどウォームアップの活動をいくつか行い、続いて基礎英語LEADのスキットで前回学習した”Whereis~?”の復習をした後、同じスキットを使って次の学習項目「道順など案内をする」の導入につなげました。

 

授業で使ったスキット:基礎英語12015年1月放送分

Daffodil : So many people ! I can’t even walk!(Where’s) Kaminari-mon?(Where’s)Daisy?

Toorigakarinojyosei : Are you looking for Kaminari-mon?

Daffodil : Why yes, I am!

Toorigakarinojyosei : You see that gate with the hugered(lantern)?That’sKaminari-mon.

Daffodil:Oh,thankyou.

Toorigakarinojyosei : The main temple isdown there. Go through Kaminari-mon and walk straight.

 

ダフォディル:すごい人ねえ!わたし、歩くことさえできない!カミナリモンは、どこかしら?デイジーはどこなの?

女性:あなたは、雷門を探しているのですか?

ダフォディル:あらま、そうなのよ!

女性:あなたは、巨大な赤いちょうちんのあるあの門が見えますか?あれが、雷門です。

ダフォディル:まあ、ありがとうございます。

女性:本堂はあちらです。雷門を(通り抜け)て、(まっすぐ)歩いてください。

 

★授業では、(Where’s)や(通り抜けて)などスキットの語句や和訳を何か所か空欄にしたプリントを用意。ディクテーションや、意味の確認を行いました。

 

基礎英語LEADと教科書をつなげた展開!

スキットに空欄をいれたディクテーション用のプリントを配って、LEADの音声を聞く。↓何回か繰り返し聞かせつつ、ヒントとして教科書50ページを開くよう促す。↓前回学習したWhere’s、教科書にも出てきた単語lanternなどを聞きとって穴埋めができたか、板書で確認しながら“復習”。↓教科書ではこの先のユニットに出てくる「道案内の表現」を理解・推測できているか同じプリントで確認しながら“予習”。

 

授業後、先生にうかがいました!

基礎英語LEADをどのようにお使いですか?

学習する文法項目の導入、その後の復習としてですね。あとは、わざと時間をおいて、学習してからしばらくたったものの復習としても、使います。

教科書で学んでいない単語には、どう対応?

あまり気にしてはいません。実際に英語を使う場面では、知っている単語も知らない単語も含まれますから。

生徒の反応は?

効果音や声色など、音声がユニークで楽しんでいますね。

基礎英語LEADを活用する今後の目標は!

多くのインプットの積み重ねが、学習の上での気づきにつながって、さらにアウトプットにつながるようにしたいですね。

 

ひとつのスキットで、「復習と予習が一体の授業」は、LEADスタッフにとっても驚きと発見でした!素材の豊富さはLEADの特長のひとつなので、大量インプットからの学習につながる授業に役立てていただければと思います。

関連するニュースはこちら!

LEAD通信第23号P2016年度分の基礎英語のスキットが、4月1日に基礎英語LEADに追加されました。
2022年秋、NHKのラジオ講座などにも多くご出演を頂いている東京外国語大学の投野由紀夫教授による、「新学習指導要領の具体化とLEADの可能性」と題するセミナーが実施されました!